こんにちは、まるいさんです!
以前の記事で、アメリカのクレジットカードを申請すると、大量にマイルやポイントがもらえる!とお話しました。
しかし、世の中そう簡単にはいきません。
アメリカのクレジットカード作りには複雑なルールがたくさんあります。
計画を立ててカードを作らないと目的のカードを作れず、欲しかったポイントが手に入らないことも十分ありえます。
そこで今回は、効率的にマイル&ポイントを貯めるために、渡米が決まったとき~渡米1年後までにやるべきことについて、時系列順にまとめてみました。
アメリカ行きが決まったみなさん、これからクレジットカードを申請してみようと考えているみなさん、ぜひぜひ参考にしてみてください!
0. 前提知識
アメリカでクレジットカードを申し込んだ際、カード会社はSSNに紐づいて記録されたクレジットヒストリー(以下クレヒス)やクレジットスコア(以下スコア)を参照し、審査を行います。
クレヒスとは、どれくらいクレジットカードを持っているか・使っているか、支払い状況、車や家のローンなどの記録のこと。
クレジットスコアは、クレジットヒストリーを数値化したもの。
個々人の信用度を最低300点、最高850点で表現しています。
入会特典として大量にマイル・ポイントがもらえるカードや、
使うことでたくさんポイントを貯められるカードを作るためには、
最低半年間の良好なクレヒス・700~740点のクレジットスコアが必要です。
(700~740点としたのはスコアの算出方法が2つあるためです)
アメリカに住んだことがない外国人の場合、
基本的には当然ゼロからクレヒスを積み上げていくことになります。
1. 渡米前に日本でやること
渡米まで3か月を切っている方:ANA CARD USAもしくはJAL USA CARDの申し込み
前提知識のところでもお話したように、アメリカでドル建てのクレジットカードを作るには、原則アメリカのクレヒスが必要です。
しかし、なにごとにも例外はあるもの。
実は、クレヒスがなくても作成できるカードが数種類あります。
その中でもマイルが溜まるものが、ANA CARD USAやJAL USA CARD。
独自の基準で審査をしてくれるので、クレヒスがなくてもOK!
(ただし、クレヒスによらないというだけで審査はされるので、落ちる可能性がゼロであるとは言えませんが……。)
受け取るのはアメリカに着いてからになりますが、申し込みは日本国内からでもできます。
着いてからなるべく早く使い始められるように準備しておきましょう。
また、帯同配偶者がいらっしゃる場合は、家族会員(Authorized user)として登録するのではなく、配偶者自身の名義のカードも作成するのがおすすめです。
なぜなら、家族会員として登録してしまうと、使用状況等が本会員のクレヒスに紐づいてしまう=配偶者自身のクレヒスが作れないから。
2人でそれぞれクレヒスを積み上げ、クレジットカードを作成すれば貯まるマイルは2倍+紹介ボーナスももらえます。やらない手はありません。
渡米まで3か月以上余裕のある方:Amexカードを作る
果たしてそんなに余裕がある場合があるのか、そんなツッコミはさておいてください。
前提知識のところでもお話したように、アメリカでドル建てのクレジットカードを作るには、原則アメリカのクレヒスが必要です。
しかし、日本でアメックス発行のカードを保有・使用していた場合、
日本でのクレジットヒストリーをもとにアメリカのアメックスカードを作成することができるそうです。
対象となるのは、アメックスが発行しているカード。他の会社が発行しているアメックスカード(セゾン提携カードなど)は対象外となるのでご注意ください。
こちらのカードたちが対象になるかと思われます。
いざアメリカのアメックスカードを申請しよう!というときに、
日本のアメックスのカードを3か月以上保有している状態であることが必要です。
なので、渡米まで時間のある方向け。
もともとアメックスのカードを持っていた方は、そのままキープしておいてください。
(なお、わたし自身は渡米前アメックスを持っていなかったので、
実際に自分でやった経験があるわけではないことをあらかじめご了承ください。
お持ちのアメックスカードが対象となるか、などは
アメックスのカスタマーセンターにお問い合わせください。)
2. 渡米後すぐにやること
(日本でAmexを所持していた方):アメリカのAmexカードを作成する
あらかじめどのカードを作りたいか決めておきましょう。
Delta Goldのように大量に入会ボーナスマイルがもらえるカードもありですし、
ANAやDelta、Hiltonなど、いろいろなマイル・ポイントに変えることができる
MRポイントがたまるカードもおすすめです。
MRポイントについて、詳しくはこちら。
Amexのクレジットカードレビューも一枚一枚詳しく書いてくださっていますので、参考にしてみてください。
どのカードがいいかまったくわからないし考えるのめんどくさいぜ!という方は、
こちらのブログ記事に挙げられているカードの中から選んでいただければ間違いありません。
↓申し込みは必ずこちらのページから!↓
移住先としてUnited Statesをクリック、その後は画面の後の指示に従ってください。
アメリカの住所・電話番号・銀行口座等を入力する必要があるようなので、
そちらのセットアップを先に終わらせておきましょう。
SSNを取得し、カードに紐づける
SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)とは、個人個人に与えられる社会保障番号のことです。アメリカ版マイナンバーのようなものだとお考えください。
アメリカのクレヒスはSSNに紐づいて記録されます。
渡米後はできるだけ早めにこの番号を取得し、カード会社に届け出ましょう。
どんどん使い、どんどん支払う
アメリカはクレジットカード社会。だいたいどこでもカード払いができます。
使えば使うほどマイルやポイントも貯まっていきますので、
買い物の際はできるだけクレジットカードを使って支払うようにしましょう。
(といっても無駄遣いは厳禁!)
そして、クレジットスコアを上げるために何より大切なのが、どんどん支払いをすることです。
クレジットスコアに大きな影響を与えるのが、
①期日に遅れず支払いができているか
②使用限度額に対する使用額の割合
この2つです。
特に②に関しては、30%以下におさえるのが良しとされているようです。
Auto pay(自動引き落とし)の設定をするのはもちろんですが、
なるべくこまめに自分で支払いをしていくようにしましょう。
わたしは週に一度支払いをしています。
(Chase発行カードを狙う方)Chase銀行口座を開設する
Chase銀行からは、これまたいろいろなマイルやポイントに変えられるURポイントがたくさんもらえるカードや、みなさんおなじみユナイテッド航空、ブリティッシュ・エアウェイズなどのマイルがたくさんもらえるカード、ハイアットのポイントがたくさんもらえるカード…などなど、魅力的なカードがたくさん発行されています!
URポイントについて、詳しくは↓
しかし、 Chase発行のクレジットカードは審査がとても厳しいことで知られています。
Chase発行のクレジットカードを作りたいと考えている方は、早めにChaseの銀行口座を開設しておくのがおすすめです。
なぜなら、銀行口座があると審査に通りやすくなる……という噂があるから。
ちなみに、↓からクーポンコードを入手のうえ、2020年4月20日までにChecking口座を開設して、給与振込口座に指定すると$200もらえるみたいです。
お小遣い稼ぎにぜひ!
https://accounts.chase.com/consumer/banking/online/seo
↓こちらはまるいさんちの紹介リンクになります。上からクーポンコード入手のうえ、こちらから申し込んでいただけるととっても励みになります!
https://accounts.chase.com/raf/share/2580365500
3. 渡米から約6か月後
Amex発行カードが作成可能になる
こつこつカードを使い、支払い……を重ねてきたあなたになら、
このあたりで700を超えるくらいのクレジットスコアが蓄積されているはずです。
自分のクレジットスコアは以下のように確認できます。
JALカード・ANAカードをお持ちの方
First Bankcardのマイページにログイン
→左のメニューの中から"View Your FICO Score"を選択
Amexカードをお持ちの方
マイページにログイン→"Account Services"→"View FICO Score"
このように、各カード会社のマイページから確認できますが、更新は月1回であることが多いです。
最新の動きを把握したい場合は、こちらのサイトに登録(無料)することで確認できます。
本題に戻ります。
この時点でクレジットスコアが700~740以上あれば、Amexのカード審査に通る見込みは十分あります。Amexの発行カードで欲しいものがある場合はチャレンジしてみましょう!
わたしはこの時期にDelta Goldに申し込みました。
無事審査を通過し、60,000ボーナスマイルをゲットすることができました!
4. 渡米から約1年後
Chase発行カードが作成可能になるかも?
ボーナスやスペックが魅力的だけど、審査が厳しいことで有名なChase発行カード。
体験談を見ていると、このくらいの時期に作れるようになったという方が多いです。
(わたしがChase Sapphire Preferedの審査に通ったのもこの時期でした)
Chase発行カードの中で欲しいカードがある場合はこの時期にチャレンジしてみましょう!
5・覚えておいてほしいルールたち
渡米1年後まででやるべきことを時系列順にまとめてきましたが、
ここから先どのようにカードを作り、マイル・ポイントを貯めるかはあなた次第です。
戦略を立てるうえで、特に頭のすみに入れておくべきルールをざっと挙げておきます。
・カード申し込みをしてから、次のカード申し込みをするまで
およそ3か月の間をあけること
・複数枚申し込みをしたい場合は同日中に行うと、1回分のスコア下落で済む
(ただし、同じ会社発行のカードは同日中に複数枚申し込み不可)
・Chase5/24ルール
(24か月以内に5枚個人カードを作るとChaseの審査に通らない)
→作れる人は可能な限りビジネスカードを作るようにする
他にもたくさんありますが、とりあえずはこのへんで。
先輩方が各ルール+他のルールについても解説してくださっているので、
詳しく知りたい方はぜひこちらも参考にしてみてください。
以上、渡米1年後までにやるべきことリストでした!